brume de chaleur

徒然なるままに備忘録

嬉しさと自己満足

 こしおかくんの担当になろうと決めたとき、いつ辞めても受け入れる覚悟をした。いついなくなっても後悔がないように、おたくしようと決めた。だから、常にいなくなることを頭の片隅に置いていた、つもり。
こしおかくんが、ずっと、この歳になるまで、この事務所に居てくれたことが、今でも不思議に思う。こしおかくんがなに考えてるかなんて分からないし、分かろうとも思わない。芸能の世界のことも、全く分からない。でも、わたしの目に映るこしおかくんは、どう考えても芸能の世界向きだと思えなかった。
そんな中で、こしおかくんがこの世界にいる理由は、すりーゆーしか思い浮かばなかった。ふぉ〜ゆ〜でいることしか思い浮かばなかった。
 
自分でも、ただのいちファンの戯言だと思う。辞めてしまったときの、言い訳にしたかっただけかもしれない。自分が落ち込まないための自己防衛のひとつとも思える。
やっぱりふぉ〜ゆ〜でいるこしおかくんが好きだったし、それしか知らないから、そう思っていたかったのかもしれない。
 
今日初めて、メンバーのいない舞台に立つこしおかくんを見た。主演の屋良くん以外、他の出演者はみんな他の事務所の人たち。ジャニーズの舞台みたいに、特別おいしいところはほぼない。セリフの量も他の人と変わらないし、キーパーソンでもない。
 
だけど、嬉しかった。こしおかくんのファンになって、1番嬉しかったかもしれない。
 
こしおかくんの役は、サーカスのメンバーのひとりだった。それ以上でも以下でもなかった。ただ、全体としてダンスが多くて、ひとりひとりキャラ立ちしてた。そして、こしおかくんがうまくそこにハマってたとおもった。変に取り上げられるより、ずっと良かったと思う。パズルのピースみたいに、"THE CIRCUS!"という作品にしっかりハマってたと思う。一部になってたと思う。共演者とも楽しそうで、仲よくしてて*1、劇中と同じように、"THE CIRCUS!"のメンバーのひとり、だった。わたしの見たこしおかくんは、ジャニーズのふぉ〜ゆ〜の越岡裕貴ではなく、ただの越岡裕貴として、そこに立っていて、それが嬉しかった。

 

いつだってこしおかくんの近くには、ふぉ〜ゆ〜のメンバーの誰かしらがいて、いつだってわたしの見るこしおかくんはふぉ〜ゆ〜の越岡裕貴で。もちろんそれは大好きなんだけど、今日見た、ひとりの出演者の越岡裕貴がとてもかっこよくて、新しくて、素敵だった。そして、そんなこしおかくんを見て、初めて、こしおかくん自身が選んでそこにいてくれる、そんな気がして、嬉しかった。

 

そんな重いことを考えたけれど、とりあえずは、こしおかくんの新しい一歩におめでとうと言いたい。ありがとうと言いたい。

そして次は、ふぉ~ゆ~の現場で新たなこしおかくんを見せてほしいと思った、そんな1日だった。

 

 

*1: